倒れるもの、咲くもの
3 10, 2010 01.私の好きな鎌倉の風景, 18.花・木・野菜・生きものたち | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
樹齢千年を超える鶴岡八幡宮のご神木でありシンボルである大銀杏が今朝早く倒壊。
高さ30m、周囲6.8m,
植え直しができるかを含め、今後のことは検討中らしいが、東京農大の浜野周泰教授(造園樹木学)は検分後、根元の状態からみて回復は不可能とコメントを出した。
3 10, 2010 01.私の好きな鎌倉の風景, 18.花・木・野菜・生きものたち | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
最近体験した少し嫌なこと、反省したこと。
カフェで「活け花」の先生という中年女性と隣り合わせた。
店のカウンターにはミモザの花が飾り付けてあったのだが、彼女はそれを見て「ミモザももう終わりよ」となにか冷たくいう。
この時点で、「華道家」としても三流以下だなと直感し、話を止めればよかったのだが他に客もいない。
私が好きで近くに行ったときは必ずのぞいて楽しみ、時々山野草やハーブの苗などを購入している小町通りの「鎌倉花壇」でその日求めた丁子桜(野生の小振りな桜)の苗を見せると、「あそこは仕入れ先が最低だから買わないほうがいい」「A級のものはやはり違うから」などと言い出す。
話していてふつふつと不快感が込み上げてくる。
ざけんじゃないよ、花木にA級もC級もあるものか。
この人は「活け花」をやっているのかもしれないが、花木、植物を愛でてなどいない。
線路際の野菊や路傍のたんぽぽの一輪の生命の姿が、「A級」の活け花素材の寄せ集めより遥かに美しいことがあると感じる心を持っていない。
豪華なパーティー会場やお屋敷の床の間を一見華々しく意味あり気に飾り立てることはできるかもしれない。
しかし、「活け花」という自分の作品を自己目的化して自己満足し、人に自慢し称賛を浴びたいということの単なる「材料」としてしか見ていない。
Partnerに抑えられたが、こんな人に花木のことをしたり顔で語って欲しくない、という怒りでつい声を荒げてしまった。反省…
「怒り」は私のもっとも重要な原動力のひとつでもあるから「捨てる」わけにはいかない。
まあしかし、それをそのまま表面に出すかどうかは別の問題で、この歳になってもなかなか達観するに至らない。
私が日本PartnerをしているフランスWIFではリモージュ大学と協力してウェブデザイン教育をしており、その基本的なコンセプトが「Sensitive」。
前回行ったときいろいろ話を聞いたのだがどういうことを狙っているのか今ひとつよく分らなかった。
英和辞書では「Sensitive」は、「よく気のつく」「気配りのできる」「配慮がゆきとどく」「思いやりのある」や「神経質な」「微妙な」「敏感な」「感度のよい」等いろいろ載っているが、日本語で一対一で対応するようなことばもないし、どれも表面的表層的にすぎる語釈のような感じもする。
英英辞書でもいろいろ読んでみたがどうもピンとこなかった。
先日出たiPhoneアプリのLongman「現代英英辞典」の「Sensitive」の語義のとっぱなに「Understanding People」とあり、「Able to understand other people's feelings and problems」と記述されているのを読んでなにか初めてしっくりくるように感じた。
すべての出発点でありそして究極の課題であるだろう。
3 9, 2010 18.花・木・野菜・生きものたち, 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
ご近所、134号沿いの「腸詰屋」由比ガ浜店の看板が取り外されどうしたのかと思っていたら、鎌倉駅西口に華々しくリオープンした。
肉類をほとんど食べない今の私にはあまり興味がないが、観光客で賑わっている。
過去記事:
「腸詰屋」由比ガ浜店(2005/06/24)
3 9, 2010 05.私の好きな鎌倉の店・洋食 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
中学生の映画少年の頃、アメリカのアカデミー賞などはハリウッドの仲間内のお祭りとハナから馬鹿にしていた(まあ今でも同じ)。映画賞として権威があるのはまずはカンヌであり、そしてヴェネチアとベルリンだった(今はどうかは別)。
50年代の子どもの頃TVホームドラマで豊かさに単純にあこがれたアメリカも、キューバ「危機」での身勝手さとヴェトナムへの理不尽な侵略を見、違った目でみるようになり、アメリカの世界でのあり方とそれを支えている文化には批判的たらざるをえなくなった。
J.F.ケネディの「国家が何をしてくれるかではなく、それぞれが国家に何をできるかだ」などという演説にはヴェトナム侵略を本格化させながらと猛烈に反発し、史上最年少の大統領をもてはやす大人たちとマスコミには徹底的に不信と侮蔑の念を抱いた。
今年の米アカデミー賞受賞作「ハート・ロッカー」はまだ観ていないが、なぜアメリカの軍隊がそんなところにおり、そんなことをやっているのか、という根底的な大前提に自覚的であるとは、イラクとアフガン駐留のアメリカ軍兵士に感謝する受賞挨拶からして絶対にありえず、軍事・心理サスペンス映画として限定して見れば秀逸であろうと、歴史的に見れば駄作であるだろうことは想像できる。
あ、アメリカ軍は世界中でいったい何をしてきたか、そしてそれが兵士たちにどのような心理的影響をもたらしたか、のドキュメンタリーとして観れば意義があるかも。
米アカデミーは今年もいかにも彼らににふさわしい作品に回帰し選んだ。
マイケル・ムーアの吠え声はもう聞かれない。
和歌山大地のイルカ漁を批判的に描いた『The Cove(入り江)』を含め長編ドキュメンタリーと外国語映画賞の受賞・候補作だけはすべて観たい。
3 9, 2010 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
ハイチをタヒチと取り違えるような、少しとっぽい女の子サチコ(小山田サユリ)が外務省のハイチ大使館派遣員に応募し、ほんとうにハイチでいいんですねと念を押されながら、西半球で一番貧しい国に赴任する。
大使、書記官を含めて職員は4名しかいない。少ない予算と山積する課題。
まあ、なんとかなるっしょ…
一度きりの人生だから、行ったことのないところ、見たことのないこと、他人がやってないことをやりたい…
首都ポルトープランスの大手スーパーでは金さえ出せばたいがいのものは手に入るが、中心部でさえ電気も水道もろくに通じていない。
小学校で、日本のことで知ってることは?「ポケモン、ポケモン!アイボ!」
日本にはストリートチルドレンがいる?早く働いて母さんを助けたい。
貧しいが親たちの溢れるような愛情のもとで育ち、幼い頃から家計を支える子どもたちの素直で明るい笑顔がいい。
実家から送られてきた録画ミスのビデオでたまたまバナナペーパーのことを知り(名古屋市立大学・森島紘史教授がモデル)、サチコは子どもたちがなかなか買えないノートを作りたいと考える。
全国土の3%しか森林はない。この国で簡単に揃うようなものでなければ持続しない。
バナナの木は実を採り、木を刈っても3ヶ月から6ヶ月でまた繁る。
日本の伝統的な和紙づくり職人(緒形拳)をくどいてハイチに連れてくる。
そして…バナナの茎の繊維から見事な紙ができあがる。
母への愛をその紙にたどたどしく記し贈るこども。
サチコを暖かく見守り、ハイチの人にとって大地の恵みこそ真の豊かさと教える語り部の現地職員フィリップ(アドゴニー)が実にいい。
3 6, 2010 12.写真・映像・映画・演劇, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
「わたしたちの国では、バナナの木が、たくさん捨てられています。なにかに使えないでしょうか」というメールが名古屋市立大学芸術工学部の森島紘史さんのもとに届く。
森島さんは思案の末あることを思いつく。
紙は木から作られる。バナナの木だってきっと紙になるはずだ!
日本政府や製紙会社が協力し、森島さんをリーダーとするバナナ・ペーパー・プロジェクトが発足する。
現地の200人の若者たちが、捨てられていたバナナの木の茎を集め、竹のナイフでしごく。
やがてバナナ色のきれいな繊維がたくさんとれる。
ハイチの大学で日本の和紙職人が協力し、実験の末、見事な紙ができあがる。
この絵本(GAKKEN刊)はその紙で作られている。
やや厚めでごわごわとした、しかし立派で味わいのある紙だ。
「なぞなぞ だすよ なぞなぞ おいで」
「なぞなぞ いくよ なぞなぞ どうぞ」
などの加古里子(さとし)さんの文も、
「私は素朴な画家です。描くことを教わったこともありません。バナナの木を好きになってほしくて精いっぱい描きました」という1924年ハイチ生まれのルイジアーヌ・サン・フルランさんの絵も素晴らしい。
ラテンアメリカでもっとも早く独立(1804)を果たしながら、旧宗主国フランスへの過大な「賠償金」支払い、アメリカ軍の占領、独裁政権の圧政に苦しみ、21世紀の今なお最貧困国であり、国民の識字率は半分にも届かず、人口密集の首都ポルトープランスを1月12日襲った大地震で壊滅状態になっているハイチの人々に、「バナナペーパー」が少しでも希望の糧になりますように!
3 6, 2010 10.美術工芸, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック(0)
今月ニューヨークで公開される映画『ホワイト・オン・ライス(White on Rice)』が、3月20日(土)に一夜だけ渋谷UPLINKで上映される。
日本文化を愛する若いアメリカ人監督デイヴ・ボイルによる在米日本人を扱った人情コメディ。
現在アメリカで活動している渡辺広(『ラストサムライ』『硫黄島からの手紙』)と裕木奈江(『インランド・エンパイア』『硫黄島からの手紙』)が主演。
San Francisco Chronicle紙は『ホワイト・オン・ライス』は素晴らしい!! 映画界の重大事件だ!! と絶賛。
友人であり心臓・腎臓同時移植という難手術を乗り越えた高田澪くんも出演している。
高校クラス会と大手術の旧友(2008/09/22)
3 4, 2010 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック(0)